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お知らせ

『ルポ 認知症ケア最前線』

秋の夜長に読書はいかがですか。

佐藤幹夫 著 『ルポ 認知症ケア最前線』 岩波新書 2011.

一年半ぶりに読み返しました。

何度読んでも、富山型デイサービスの方々の崇高で一途な姿に心が揺さぶられます。当時、著書でとりあげられた日本各地の「貴重な試み」が、1年半の間にじわじわと認められ、政策にも反映されてきています。

弊社は、第6章「介護する家族も支える地域連携のつくりかた」で紹介していただきました。認知症をとりまく環境は、取材当時から取り沙汰されていた 認知症を患う独居高齢者、老老・認認介護、入所入院施設不足、介護者の就労問題、慢性的なヘルパー・看護師不足などの問題が複雑に絡み合い、さらに深刻さを増しています。

私たちは、以前にも増してご自宅で「安全・安楽・安心」に生活していただくために、利用者様のニーズと既存のサポートシステムの隙間を埋めるべく、日々奮闘しています。時には、あまりの複雑な状況を目の当たりにしてひるみそうになりますが、隣近所の温かい住民の方々、富山型・・・を彷彿とさせるパワフルな民生委員さんなど地域の互助の力に背中を押され走り続けてこれました。都会は、近所付き合いが希薄といわれますが、ここ数年新たな“つながり”の萌芽を感じます。

私どものような小さな民間企業が活動を継続できるのは、先述の地域の皆様のご尽力はもちろんのこと、企業や職種の垣根を越えて一緒に知恵を出し合いがんばってきた「千種区認知症地域連携の会」のサポートメンバーの皆様のお蔭です。

「地域連携の会」は、認知症の方とそのご家族を地域で支えるために黒川先生が中心となって発足しました。でも、最も支えられていると感じているのは、私自身です。看護師の職業病でしょうか、ついケアにのめりこむ悪い癖があります。そんな時、他職種の方々が、ざっくばらんに相談にのって下さったり、さらっとアドバイスして下さるとふっと心が軽くなることがよくあります。同じ志をもった熱い仲間と、焼き鳥片手にウーロン茶(実は、お酒飲めないんです)でだべるひとときが、今では大切な充電時間となっています。

今、あたらめて感謝の気持ちでいっぱいです。

「いつも、ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。」

(文責:小林恵子)

 

 

 

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